タイミングベルト切れ修理
2010年03月30日
VWヴァナゴンが走行中に突然のエンジン停止
セルを回してみると圧縮の無い変な回り方なので、もしやと思いタイミングベルトを点検・・・・
なんと!ファンベルト及びタイミングベルトが切れてクランクプーリに巻き付いてる状態です???
原因と探してみるとクーラーコンプレッサーが焼き付き、ファンベルトがささくれてプーリに巻き付き
タイミングベルトに絡み付いて切れたようです。
クランクプーリーにベルトが巻き付いた状態 ささくれたファンベルト
タイミングベルトが走行中に切れたので、まずはタイミングベルトを取り付けて圧縮測定したところ
幸いにもバルブの突きも無く圧縮も正常なのでエンジン自体に損傷は無さそうです。
各気筒圧縮測定 クランクシール内部まで巻き付いたファンベルト片
エンジン始動後クーラーコンプレッサーリビルト交換(リキタン・エキパン共交換)にて作業終了です。
ユーザー様に前兆を聞いてみると、1ヶ月前ぐらいからクーラーが効かなくファンベルト辺りで
パタパタと異音がしてたそうです。
異音がした直後に点検整備してたクーラーの修理だけですんだと思うので、
改めてユーザー様には異音がしたら、必ずすぐに点検で入庫をお勧めしました。