BMW525オーバーヒート修理
2010年02月18日
お客様のBMW525がエンジン始動出来ずにレッカーで引き取りに
症状をお聞きすると2ヶ月前からサブタンクからの水漏れで、冷却水を足しながら走ってたそうです。
(同時に何度かオーバーヒートもしてた状態)
早速故障不良箇所を調べる事に
まずセルを回すとシュルシュルとエンジンは回りますが、どうも圧縮が足りなそうな軽い回転です
次にラジエターキャップを外して回すと冷却水が吹き返す状態です。
今度は圧縮比を各気筒計ってみると、3番4番5番の圧縮が極端に低い数値です。
以上の診断でオーバーヒート繰り返しでヘッドガスケットが抜けてエンジンが始動出来ない故障と
判り修理に取り掛かりました。
シリンダーヘッドを外してヘッドの歪(ヒズミ)を調べると0.12mm歪があったので、面研(0.3mm)して
0.3mm厚いヘッドガスケットで交換します。
シリンダーヘッド組み込みにはSST(特種工具)が多数必要
もちろん原因となったサブタンクも交換です。
最後になりましたが車の調子が悪い(異常がある)場合にはすぐにご相談下さい。